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更新日:2015年9月29日
焼津市立総合病院泌尿器科に後期研修医1年目として在籍している栗原と申します。私は初期臨床研修の2年間を焼津で過ごし、引き続き焼津で勤務しています。
もとは生まれも育ちも千葉市で、大学卒業まで他県で生活する機会はなかったのですが、縁があって静岡にやってきました。静岡にはその土地ごとに魅力的な食べ物と美味しいお酒があり、海や山など自然にも恵まれ、温暖な気候で過ごしやすく、充実した日々を送れています。静岡人は人が良いのか、医療スタッフや患者さんたちとのふれあいの中にも暖かみを感じます。そんな静岡にもっとたくさんの医師が集まってほしいと思い、今回ふじのくに次世代医師リクルーターを引き受けました。
今年3月、6月に開催された医学生との意見交換会に参加させて頂きました。医学生に自分の病院の特徴や良さをアピールする場になったと同時に、自分自身が静岡の良さを再確認する場にもなったように思います。高学年の方たちと話す機会が多く、だいたいは希望診療科や希望研修病院を決めているようでした。
一方で、初期研修終了後の進路は漠然としており、大学医局への入局など、その後のことを心配されている方が多かったように思います。私自身も同じように初期臨床研修終了後の進路をかなり悩んだ時期があったこと、また後期研修終了後の進路を未だに決め切れていないことがあり、大いに共感しました。
私は、将来的にどういう進路に進むにしても、まずは慣れた職場環境で専門医を取ってしまおうと考えました。幸いなことに焼津の泌尿器科は症例数が多く、偏りもないため、大学に入局するよりも多くの経験を積むことが出来ると思っています。実際に慣れた環境で働きやすいし、専門研修に専念できているように思います。
静岡県には多様な病院があり、全ての診療科が揃っていなくても、皆さんが希望する科の規模が大きな病院を選択すれば、十分な専門教育を受けることが可能でしょう。まずは病院見学を重ねたり、こういった交流の場で実際に働いている人たちの話を聞いたりすることで、将来像がはっきりしてくるかと思います。積極的にアンテナを伸ばして、日々励んでいって下さい。
平成27年10月 ふじのくに次世代医師リクルーター 栗原啓輔
平成27年6月の意見交換会にて
医学生との意見交換を行う栗原先生