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更新日：2026年1月9日

中東遠総合医療センター　岡本　大輝　先生

　私は静岡県掛川市にある中東遠総合医療センターで初期研修をしています､岡本大輝と申します。

　当院は救急救命センターを有しつつ、内科・外科系など多数の診療科があり､順にローテートし、救急外来の初期対応から、循環器での急性冠症候群や心不全のマネジメント､外科での周術期管理や腹部救急､創傷処置、ICUでの全身管理まで、連続した学びを得ています。1つの医療圏の患者がすべて集まるため、日々の症例が多彩で、初期研修に必要な“幅と量”を確保しやすいのが魅力です。看護師・コメディカルとのチームアップが早く身につく点も、この地域の医療の強みだと感じています。総合内科や地域医療でも、慢性疾患管理や生活背景に寄り添う視点を学び、救急で得た「スピード」と病棟で培う「粘り強さ」の両輪を意識しています。 

　病院選びでは、初期研修のうちは“えり好みしない”姿勢が大切だと思います。専門分化は後からでも間に合うので、まずは多様な現場で基礎力を鍛えること。見学時には、当直体制、救急医療の仕組み、基本手技の割り当て（気道確保・ショック対応・動静脈ラインなど）、当直明けの休息、カンファレンスや症例提示会、教育カリキュラム（評価・フィードバック）の方法、指導医との距離感、学会発表や資格支援の有無をぜひ確かめてください。通勤や住環境、東海道新幹線・東名へのアクセスの良さも、学びを継続するうえで重要です。 

　そして「どこで研修するか」だけでなく、「将来どんな医師になりたいか」を明確にすること。憧れる先輩＝メンター像を意識し、ローテごとに学びと課題を記録して次に試すことを決めると、成長の軌跡が見えます。迷いはあって当然です。数年後の自分から逆算し、メンターと定期的に対話しながら、挑戦と休息のバランスを保ちましょう。

　中東遠総合医療センターで初期研修から専門へとつながる土台を築き、次のステップへ踏み出す仲間が増えることを楽しみにしています。

【中東遠総合医療センター 岡本 大輝 先生】

　 岡本医師 

【中東遠総合医療センター】

　 中東遠

 

 

　

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