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更新日:2020年12月18日
皆様初めまして、医師5年目になります聖隷三方原病院 呼吸器内科の稲葉 龍之介と申します。これも何かのご縁ですので、1つのケースとして自分の経験談を語らせて頂きます。
私は静岡県立浜松西高等学校を卒業し、2010年4月に福井大学医学部医学科に入学しました。そこで何となく親孝行のつもりで2011年4月から静岡県医学修学研修資金の貸与を受け、のびのびと自由気ままな学生生活を過ごしました。のびのびと過ごしておりましたので、病院見学に行ったのは2015年7月3日が初めてでして、色々あり福井県済生会病院を選びました。そこでERの看護師さんに「お前は間違いなくウチだ、来い」と言われた事と、「何か合ってる気がするなあ」という勘で第一志望にしました。夏模試の全国偏差値は静岡県の平均気温くらいで、卒試の学内順位は桁が3つ、「まだファイティングポーズはとれるな?」と先生から励まされもしましたが、2016年4月から福井県済生会病院で初期研修を開始することが出来ました。本気や追い込みというのは大切です。自分に合っている病院と言うのは不思議なくらい良いもので、充実した2年間でした。その中で、「治療学よりも診断学がしたい」「病棟患者さんも診たい」「手技もしたい」で消化器内科と悩みつつも、指導医から大量の教科書を託された事で覚悟を決め呼吸器内科医になる事としました。大変尊敬する消化器内科の指導医はボウリングで決めたと仰っていました。母校の教授は「結婚と科の選択と家を建てる時は勢いだ」と仰っていました。私も呼吸器内科を選択して良かったと思っています。また結婚もして人生バラ色でしたが、流石にそろそろ厳しく、静岡県医学修学研修資金返済免除の為の勤務もせねば…という事で2018年4月より浜松医科大学内科学第二講座(呼吸器内科)に入局し、同年10月から当院で勤務しております。地元の医局というだけで見学に行きましたが、また何故か雰囲気が合っており入局は即決でした。当院についても、実は第●志望でしたが、当科スタッフ、パラメディカルの方々、事務の方々、研修医の先生みんなの雰囲気が良く…というか私に合っており…日々楽しく過ごしております。
何が言いたいかと言いますと、よく言われることではありますが目先の数字に囚われすぎず、自分の感覚…「あ、何か良いかも」や「何か違うな」を大事にして貰えれば、ハズレは無いと思います。「良いかも」に出会うためには数が必要なこともあります。何も焦る必要は無いと思いますが、時間があれば面倒くさがらずに「何か良い」を見つけると幸せになれると思います。その中で当院(もっと言うと当科)へ見学に来て下さるのであれば大歓迎です。関係ない事も含め色々お話ししましょう。長くなりましたが以上です。世間は色々と冷たいですが、お体に気を付けて頑張ってください。ありがとうございました。
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