ホーム > 医学生の方へ > ふじのくに次世代医師リクルーターからメッセージ > ふじのくに次世代医師リクルーター 中東遠総合医療センター 石田 万智 先生
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更新日:2023年11月24日
医師という仕事について、もうすぐ2年が経とうとしていることに我ながら驚きを隠せません。
私は、静岡市で生まれ育ち、東京の大学で医学生をし、掛川市で研修医をやっています。来年からは研修医から専攻医という立場になりますが、中東遠総合医療センターで勤務を続ける予定です。
医学部を受験するときや、医学生の間は漠然と医者になりたいと思っていました。専門科に関してはどこもそれなりに楽しく、分からないところはよく分からないまま、のほほんと過ごしていたと思います。
私が専門科を決めた理由は、わくわくするからでした。一生続けるなら、という視点で考えたとき、私は消化器外科に惹かれました。今この文章を読んでいる人の中にも、将来のことを悩んでいる人がいるかもしれません。私も未だに、医者になってからの選択肢は意外と多いことにも驚いたり、逆に雑用の多さに辟易したりもします。どの科に進もうと、苦労はあるものです。
実際に働いてみると、医療はチームワークというものがよく分かります。医者(ましてや研修医)ひとりの力は微力なものです。周囲のプロフェッショナルたちを尊敬する心を忘れずに、精進したい次第です。
病院で働き出すと、「病院に来る」=日常になってしまうことがありますが、患者さんにとっては非日常であり、中には「病院なんて初めて来る」なんて方もいます。我々の生活は病院にありますが、患者さんの普段の生活はそこにはないのだと、最近ふと気がつきました。この文章を読んでいる皆様はどうかそれを忘れずに、患者さんに寄り添える人でいてください。身体に気をつけながら、そして自分を大事にしながら頑張りましょう。
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