ホーム > 医学生の方へ > ふじのくに次世代医師リクルーターからメッセージ > ふじのくに次世代医師リクルーター 島田市立総合医療センター 横地 裕太 先生
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更新日:2025年12月12日
このたびふじのくに次世代医師リクルーターとしてメールマガジン作成を拝命いたしました、島田市立総合医療センター外科に所属しております、横地裕太と申します。
このような命を賜っている理由の一つは、私自身が学生の頃に静岡県から奨学金をいただいていたことにあります。奨学金をいただいた理由はなんてことはなく、家庭の事情など様々な要因が重なり、大学に通うだけの資金が捻出できなくなったためです。浜松医科大学に通っていたため、一番身近な奨学金であるふじのくにの奨学金を選択しました。
言葉を選ばず申し上げると、少々不本意な選択であり、静岡県で今後働く義務が発生するということも考える間もないまま、承諾書にサインをすることとなりました。そのような私が医師として働き4年目となり、この制度に対する感想を述べさせていただきます。
結論から申し上げると、大きく困りごとはなく静岡県での勤務を全うするものと考えております。静岡県には大小様々な病院がありますが、専攻医として喫緊の問題である症例数は豊富にあり、静岡県内で問題なく専門医を取得することが可能となっています。確かに医師数の少ない外科に所属している私だから顕著に感じているのかもしれませんが、静岡県には多くの専門医プログラムが用意されており、たとえ医師数が豊富な科へ所属したとしても問題はないと思います。医師少数地域で勤務することによる、不便などのデメリットは、経験というかけがえのないメリットを上回ることはありません。
私は1年だけ北海道で勤務し、あとは静岡県で働き、また専門医プログラムは浜松医科大学の外科プログラムを選択しました。若輩者とはいえたくさんの経験を積み、また目標とする先生にも多く出会いました。10年後にどのような医師になっていたいかといったことも、様々な人と働くことによりおぼろ気ながら見えてきたように思います。このように感じさせてくれる静岡県で働いてくれる仲間を、心より渇望しております。

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