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更新日:2018年12月21日

浜松医療センター 山﨑 智幸 先生 

  浜松医療センター初期研修医2年目の山﨑と申します。私は2017年に浜松医科大を卒業し、当院で初期研修を行っています。
 私は学生時代から県の主催する意見交換会や病院見学ツアーに参加してきました。学生の時から先輩医師の話を伺え、将来の情報を得ることができたのは、研修先病院選択で役立ったと感じます。私は自分の希望科で多くを学べそうかを第一に考えて選択しました。また救急対応ができるようになりたいと考えて救急症例数の多い病院を選択しました。

 浜松医療センターは病床数606床であり、診療科も揃っています。将来の診療科がまだ決まっていなくても多くの科を見る機会があるので良い研修病院だと感じます。同期の数は15名程度で、お互いのことがよく分かり丁度よいと感じています。
 研修は1年次に内科6ヶ月、救急系3ヶ月、選択必修科を回り、2年次は地域実習、精神科と10ヶ月の選択科でした。選択期間が長いため、自分の進みたい科を長く選択してみたり、逆に関連する科を回ってみたりと自分で研修を作っていく楽しみがあります。希望科を長く回るメリットは、その科の面白さがよく分かり、できることも増えることから自分の成長が分かり、3年目以降にも直接役立つことです。私は現在眼科3ヶ月目ですが、毎月少しずつ新しいことを任せて頂き、できる手技も増えてきており、3ヶ月でもまだ短いと感じています。逆に多くの科を回るメリットは、他科の先生方の顔を知り、紹介がスムーズになることやその科の考え方を学べる点です。違った考え方と触れることで視野が広がり、自科で研修する上でもプラスになります。
 研修医の勉強に関しては毎月の内科定例会や研修医定例会があります。救急・集中治療の勉強会や英語の勉強会も参加できます。浜松医師会の主催する診療協議会も毎週当院で開催されており、学べる機会は多いと感じます。
 研修医になると当直が始まります。私は就職後1年間の研修期間で延べ800人弱の救急患者に関わることができました。当院は救急車の受け入れも多く、症例も揃っているため、救急対応の基本を学ぶにはうってつけの環境であると感じています。
 山へ登る方法は1つではありません。様々な情報を収集して自分にあったルートを選択していくものだと思います。イベント参加や病院見学を通してまずは情報を集めることをお勧めします。その上で当院が選択肢になれば嬉しく思います。

 

山﨑智幸先生3浜松医療センター 山﨑智幸先生1山﨑智幸先生2

<写真:浜松医療センター>

 

 

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