ホーム > 医学生の方へ > ふじのくに次世代医師リクルーターからメッセージ > ふじのくに次世代医師リクルーター 藤枝市立総合病院 森山 柾純 先生
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更新日:2020年2月12日
みなさん初めまして、藤枝市立総合病院の初期臨床研修医2年の森山柾純と申します。令和元年度ふじのくに次世代医師リクルーターとして諸活動に参加させて頂いております。私は静岡県静岡市に生まれ、金沢大学に進学するまで静岡県内で育ちました。大学在学中には静岡県医学修学研修資金の貸与をいただき、そのお陰もあり勉学や部活動に打ち込み充実した学生生活を送ることができました。この奨学金は、医師としてのキャリア形成の上で大きな制限になるものではなく、将来静岡県内で従事する希望のある方には、利用してマイナスになるものではないと思っています。
藤枝市立総合病院には研修医1年目18名2年目14名が在籍し、日々切磋琢磨しながら医療に従事しています。当院は平成27年に20床の病床を持った救急センターを設立し、平成29年には救命救急センターに指定され、志太榛原二次医療圏で初の3次救急を担う施設となりました。研修医は救急外来にて軽症〜重症患者まで幅広く応対させていただいています。自ら問診・身体診察し必要な検査を施行、それに基づき診断・治療方針を計画する一連の流れを、上級医の監督のもとに能動的に行うことができます。実際に自分の頭と体を動かすことで、知識・手技だけでなく一歩ずつ医師として必要な姿勢や態度を育むことができるようになると実感しています。
「鉄は熱いうちに打て」という言葉通り、初期臨床研修の2年間は医師人生の中で非常に重要な期間だと感じています。医学教育の基礎を築いたカナダ出身の医学者ウイリアム・オスラーは次のような言葉を遺しています。「It is by your own eyes and your ears and your own mind and (I may add) your own heart that you must observe and learn.(あなたが観察し学ばなければならないことは、自分の目で見、聞き、そして心で感じることだ。)」私が初期臨床研修において最も大切だと感じるのは、自分の頭と体を動かして実際に経験することです。見るのとやるのとでは全く違います。実際にやってみて初めて気付くことが多々あります。
静岡県は症例が多彩かつ豊富で、医師としてのキャリアを積む場として申し分ない環境だと思います。静岡県での研修を考えているみなさん、ぜひ藤枝市立総合病院へ病院見学にお越しください。
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