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更新日:2021年12月27日

ふじのくに次世代医師リクルーター 聖隷浜松病院 正田 智紗子 先生 

 

 はじめまして。聖隷浜松病院臨床研修医2年の正田智紗子と申します。

 高校まで地元浜松で過ごし、大学進学を機に初めて県外で一人暮らしを経験しました。学生の頃に3年間静岡県の医学修学研修資金の貸与を受けたご縁があり、臨床研修は浜松に帰ってくることとなりました。

 私が臨床研修先として聖隷浜松病院を選んだ理由は主に2つです。1つ目の理由は、やりたいことになるべく制限がかからない環境で医師としてのスタートダッシュを決めたいと考えたことです。当院は、研修医が主体となって取り組める業務の幅がとても広いです。内科や救急科での病棟管理や関係各所との調整は基本的に自分たちで行うことが求められますし、患者や家族へのICや諸々の手技に関しても、力量とやる気次第では積極的に挑戦することができます。いきなり業務を任せられることは多少負担ではあり緊張もしますが、上級医の先生方と議論したり、同期と学び合ったりする中で、診療の仕方だけでなく、仕事への取り組み方や、患者家族との向き合い方、多職種との関わり方など、様々なことを学べています。

 2つ目の理由は、臨床研修の2年間を全力で駆け抜けるために、心の拠り所が必要だと考えたことです。臨床研修医は、短期間で次から次へと診療科を変えながら研修を進めるので、毎回環境に慣れるだけでも心理的負担を伴います。日中の業務に加えて当直業務もあり体力的負担もあります。分からないことやできないことばかりなので自主学習も必要です。せっかく働くのだから、趣味や遊びの時間だって欲しい。つまり、とてもとても忙しいのです。忙しい2年間を乗り切るために、気を緩められる場所が近くにあったら良いなと思いました。当院の臨床研修医は指定の宿舎で生活しますが、私の場合実家が近いため、コロナ禍ではありますが、時間に余裕のある時に実家で食事をとったり、家族と出かけたりすることができています。研修先の同期や先輩後輩と過ごす時間も楽しいですが、職場と関係のない場だからこそ得られる安寧もあると思います。また、私は長女なので、両親が健在であることを日々確認できるのはとても安心します。

  静岡県は気候が温暖で、穏やかな人が多い地域だと思います。高速道路や新幹線も通っていて、大都市とのアクセスも悪くありません。地元という贔屓目を除いても、過ごしやすいのではないかと思います。医学生のみなさんは、臨床研修医になった自分をあれこれ想像してみて、どんな働き方をしたいか、どんなオフの過ごし方をしたいかなど、具体的に考えてみることをお勧めします。何事もスタートダッシュは大事です。そして、県内で臨床研修を考えている皆さんは、まずは県内のいろんな病院を探して見学してみてください。いろいろな特徴の病院がありますので、自分に合った環境、自分が求めている環境がきっと見つかると思います。コロナ禍で何かと制限のある世の中ですが、皆さんが明るい気持ちで臨床研修を迎えられることを願っています。

 

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