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更新日:2021年8月3日

ふじのくに次世代医師リクルーター 藤枝市立総合病院 見原 遥佑 先生

 

 こんにちは。藤枝市立総合病院 外科専攻医1年目の見原 遥佑(みはら ようすけ)と申します。まだまだ医師として未熟な私ですが、ふじのくに次世代医師リクルーターとして医学生の皆さんに何か伝えられればと考えております。

 自分は静岡県焼津市の出身で、そのまま地元から浜松医科大学に進学し、臨床研修は静岡赤十字病院で2年間従事させていただきました。そして今年度から浜松医科大学第二外科に入局し、藤枝市立総合病院で外科専攻医として日夜患者様のために診療を行う日々です。

 研修医の頃には見学に来る多くの医学生と交流を持つ機会がありました。その際に、皆さんから多く聞かれたのは、「“首都圏か静岡か”どちらが研修先としてよいか」です。答えはないと思っています。リクルーターとしては迷わず「静岡!」と答えるべきかもしれませんが(笑)。

 首都圏の病院で研修をすることには多くの利点があると思います。例えば周囲に多くの研修病院があり、セミナーや勉強会など意見交換の機会が頻繁にあること。また、大学病院などでは希少な疾患を経験できることなどが挙げられます。

 ただし、昨今のコロナ情勢によりこの利点も薄まりつつあります。現在セミナーや勉強会、学会の多くがWeb開催となっており、地域にいても以前より圧倒的に情報収集や意見交換が容易になっていると感じます。しかし、逆に言えば自分で情報を取りにいかなければ取り残されてしまう状況だと感じ、私も日々精進しております。

 地域病院の利点としては、やはりcommonな疾患を見る機会が多いことだと思います。医師の中でも専門分野が多岐にわたる昨今、commonな疾患の病態の解釈や診断、治療ができるようになるということは研修医にとっては必須の技能だと私は考えます。静岡赤十字病院では臨床研修医が総合内科で半年間研修しますが、その間に一般的な感染症診療や心不全、糖尿病などのcommon な疾患の診療を上級医とともに研修医主体で行っていきます。その半年の経験は今の自分の糧になっていると感じている今日この頃です。

 医学生の皆さんにとって、首都圏で研修を行うか静岡で研修を行うかというのは非常に大きな選択になるかと思います。それは臨床研修の2年間が医師としての基礎を作る非常に重要な2年間だからです。ぜひ、後悔のないような選択をしてください。選択の際にこの私の拙い文章が少しでも皆さんの助けになればと思います。

 

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