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更新日:2021年2月5日
私は聖マリアンナ医科大学出身で、静岡県からの奨学金を4年間貸与を受けていました。今回は私がどのようにして現在の病院で研修をするに至ったかを紹介させて頂きたいと思います。少しでもみなさんの参考になれば幸いです。
静岡県の奨学金の制度では臨床研修から県内の病院で勤務しなければならないというわけではありませんが、県内で臨床研修を2年間行えば1年分勤務期間を短縮することができます(旧制度)。従って私は大学病院での研修よりも県内での研修を考えていました。また実家が東京であるため帰省しやすい東部地域で研修先を探すために何度かバスツアーに参加させていただいておりました。学年が上がるにつれて、3年目以降の専門科を意識するようになりましたが、実習の短い期間の中では志望科を決めることはできませんでした。そこで研修病院は診療科が豊富な病院で研修することで様々な科での研修ができ、志望科選択に有意義であると考えました。また県からの奨学金のほかに日本学生支援機構からも奨学金の貸与を受けていたため、奨学金返済に困難がないようなしっかりした給与が頂ける病院での研修を望んでおりました。そんな多くを望んでいる私の目には東部地域での研修はより魅力的に映りました。そこでいくつかの病院に見学に行かせていただき、研修の雰囲気、研修医の人数等から富士市立中央病院を選択させて頂きました。
以上が大まかな研修病院の選択の流れです。県内には様々な病院がありますので、目的を持ってご自身の研修病院を選択して頂ければ、必ず実りある研修生活を送ることができると思います。私は現在の富士市立中央病院を選択してとても良かったと心から思います。様々な手技を経験でき、救急医療ではcommon diseaseを中心にたくさんの経験をすることができました。人手不足であまり指導していただけないかもしれないと思っておりましたが、実際は全く想像とは異なり、先生方はとてもやさしくて、またしっかりと指導もしてくださったので安心して研修を行うことができました。
生活においても買い物、食事等で困ることはないくらいお店が充実しており、不便に感じたことはありませんでした。
私は富士で研修をしたためその他の病院の研修がどういったものなのか経験はしておりませんが、東部地域の研修医に向けて年に数回勉強会も開催していただけたため、他病院の研修医たちがどういった研修を行っているかを知ることもできました。もちろん勉強会では基本的な手技や考え方などを丁寧に教えていただけ、とても有意義な時間をすごすことができました。このように暖かい研修が送れることも東部地域研修の魅力だと思います。ぜひ見学にいらしてみてください。
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