ホーム > 医学生の方へ > ふじのくに次世代医師リクルーターからメッセージ > ふじのくに次世代医師リクルーター 伊東市民病院 岡田 暁生 先生
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更新日:2024年7月17日
伊東市民病院総合診療専門研修プログラム専攻医2年目の岡田暁生です。初期研修を伊東市民病院で行い、引き続き専門研修を行っております。出身は埼玉県で、大学生活は東京で過ごしました。親戚が静岡県に住んでいて縁を感じ、大学時代から地域医療に興味があったため、初期研修から静岡県の病院で行おうと考えました。その中で内科や救急、外科やマイナー科まで比較的小規模ではありますが様々な症例を学ぶことの出来る伊東市民病院を選びました。2年間の初期研修を通じてもっと地域医療を実践したいと考え、現在に至ります。
最近、後輩の先生方や学生さんと話す機会があり、地域医療や総合診療に興味を持つ人がだんだん増えているように感じます。大学病院や大規模病院のように専門性の高い診療を行うことも大切ですが、一方で、各科の垣根を越えたプライマリーケアや総合診療を実践していくことも、大切だと考えます。特に地域・僻地医療の現場で進む高齢化を考慮すると、特定の疾患だけではなく複数の疾患を罹患している患者さんをある程度正確に診断・治療する能力が求められると思います。
一つ一つの疾患については、それを専門とする先生に及ばないかもしれません。しかし、患者さん全体をマネージメントすることについてはプライマリーケア・総合診療を学ぶことでどんどん得意になっていくと思います。私自身、内科を中心に病棟管理や外来業務を行っておりますが、新たな発見や疑問が日々湧いて来る、非常に新鮮で面白い領域だと思います。幅広く色々な疾患に触れてみること、病気だけでなくて患者さんの社会背景に触れ、疾病予防や退院調整に役立てること等、自分の興味に合わせて色々挑戦することも出来ます。少しでも地域医療に興味を持って頂き、このフィールドで一緒に働く先生が増えたらいいなと思います。
私が所属する伊東市民病院は、初期研修からこうした地域医療に必要な知識や考え方を身に着けることが出来る病院だと思います。時には辛いと感じるかもしれません。でも、先輩や同期の先生方が暖かく強力にサポートしてくれます。小規模ではありますが、その中で自分の将来像を模索し、実践していく場として本当に良い病院だと確信しています。プライマリーケア、地域医療に興味のある方は是非一度見学にいらしてください。
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