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更新日:2025年11月1日

富士宮市立病院 李 光貴 先生

 はじめまして。私は浜松市出身で国際医療福祉大学を卒業し、現在は富士宮市立病院で初期研修医として勤務しております。地元に根差し、地域医療に貢献したいという思いから富士宮市立病院を選びました。

 当院は富士宮市で唯一の総合病院として地域医療を支えており、救急患者の受け入れも多く、幅広い症例を経験することができます。加えてここでしか体験できない特色ある研修が“富士山診療所研修”です。毎年夏山シーズンに開設される8合目にある診療所で、2泊3日登山客を対象に研修医2年目が主体的に診療を行います。また浜松医科大学の専攻医と医学生もおり、主に3人体制で診ることとなります。

 診療内容は主に高山病が多く、それ以外には低体温症や骨折、転倒などの外傷があり、日常での病院勤務では経験できないような症例が数多くあります。また外国人観光客が多いため英語での対応をする場合もあります。富士山診療所は8合目にあるので酸素が薄く、私たち自身も体調不良に気を付けなければなりません。限られた医療資源の中で患者の状態を的確に判断し、必要に応じて下山搬送を決定するプロセスはまさに医師としての判断力と責任感を問われる場面であり、自分が前面に立って患者と向き合うことで大きな成長を実感することができました。

 研修医2年目の8月に富士山診療所研修を行うため、1年間以上研修医として学んだ知識と行動を全面的に発揮することができます。

 富士宮市立病院での初期研修は、普段の救急での多様な症例経験に加え、この富士山診療所研修という独特なプログラムによって、地域医療や特殊環境での医療、双方を学ぶことができます。

 最後に、初期研修は医師としての基盤を築く大切な時期です。富士宮市立病院は地域に根差した実践的な研修を通じて自分を大きく成長させてくれる場所だと考えています。ぜひ一度病院見学にいらして当院の雰囲気を体感していただければと思います。

 将来静岡県の医療をともに支える医師として、一緒に働くことのできる日を楽しみにしています。

【富士宮市立病院 李 光貴 先生】

  李医師

【富士宮市立病院】

 富士宮市立

 

 

 

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