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更新日:2016年12月22日
はじめまして。藤枝市立総合病院の杉山洸裕と申します。本年、ふじのくに次世代医師リクルーターを拝命いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
私は静岡県西部の浜松市の出身で、大学は昭和大学出身です。大学卒業後に静岡中部の藤枝市立総合病院へと戻り、2年間の初期臨床研修を行いました。藤枝市立総合病院は地域において重要な医療機関であり、特に救急外来においては日当直を中心に先輩医師に加え、優秀なコメディカルの方々と共に多くの症例を経験することができます。救急外来での診療ではComon Diseaseがやはり多いですが、その中にも多くの重大疾患が紛れており、丁寧な診察、適切な検査のオーダー、検査結果の評価などの一般的な初診外来能力が養われました。藤枝市立総合病院では研修医はここ数年間10人以上集まっていますが、静岡県は人口の割に医療過疎であり、むしろ1人当たりの症例数としては十分な経験を積むことができると考えます。
引き続き、静岡県での専門医取得にあたり浜松医科大学の外科学第二講座に入局し、専修医の1年目は大学附属病院で半年間の診療に従事し、10月からは藤枝市立総合病院の一般外科で勤務しております。大学病院では市中病院と比較し、炎症性腸疾患の手術症例や、GIST、膵神経内分泌腫瘍など希少な疾患や食道癌のような厳しい集中管理の必要な疾患についても経験することができました。また、臨床のみでなく、医学研究の視点は大学病院ならではの深みがありました。
10月からは初期臨床研修を受けた藤枝市立総合病院に勤務しておりますが、地域医療における外科医として軽症から重症まで多くの診療に携わることができると考えています。
さて、私は初期研修医の際に病院合同説明会で意見交換をさせていただきました。進路選択や研修中の症例数、研修環境など不安があるようでしたが、症例数については前述のように心配の必要はありません。研修環境としても私の勤務した病院のどちらもが指導は丁寧ですし、研修医間で協力しつつ、時に楽しく、時に厳しく学び、成長していけると思います。進路選択については私も研修2年目に進路を決めましたし、スーパーローテート研修の現在、焦る必要はないと思います。研修期間中には様々な専門科の疾患を経験することが今後の診療の助けになることも多いと思います。
最後にはなりますが、重要なのはどこで学ぶかではなく、どう学ぶかにあると思います。皆さんが素晴らしい医師として静岡県内で共に働けることを楽しみにしております。