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更新日:2014年5月2日

焼津市立総合病院 総合診療内科長 池谷 直樹 先生

 現代は、医療の専門分化が高度に進んだために、病気になった患者さんをまず受け止め、診断し、各専門分野の診療科に振り分ける機能が病院には求められています。また、原因不明の体重減少、発熱、浮腫などの症状、原因不明の低タンパク血症やCRP高値などを診断する役割を担う部署として病院内における総合内科の必要性が、専門化の進んだ今、ますます求められるようになっています。 

 現在当院の総合診療内科は、常勤医師5名、非常勤医師1名で、新患を中心とした外来、救急外来、そして入院診療を行っています。新患については、主として病院内の相談症例に加えて、人口14万余人にある唯一の公立総合病院として、診断困難症例の診断、より適切な医療の実現に向けて、かかりつけ医からの紹介を受けています。新入院症例の検討会は毎朝行ない、さらに週一回、腎臓内科と共同で、全症例の検討会を、じっくり時間をかけて行っています。症例は非常に多様で様々であり、稀な症例からコモンな疾患まで幅広く経験でき、学会報告などは積極的に行っています。また、入院期間が短縮され、診断、治療方針の決定の多くが外来で行われるようになってきた現在、総合診療内科外来における研修は、若手医師にとって重要な研修の場となります。そのため、総合診療内科研修中には、指導医の指導のもとに、外来診療も担当します。

 現在、総合診療内科で研修する医師の募集をしています。「内科の専門分野にこだわらず患者を診たい」、「症状から診断し、治療の方向性を決めていく、という内科の基本的な役割を果たしたい」という医師の応募を期待しています。「内科全般を診る医師でありたい」という気持ちを持っている方であれば歓迎します。

 

池谷内科医長

 

平成26年5月 焼津市立総合病院 総合診療内科長 池谷 直樹