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更新日:2014年3月21日

西伊豆病院 病院長 仲田 和正先生

 西伊豆病院は伊豆半島西海岸にある唯一の急性期病院です。三次救急医療機関まで車で峠を越えて1時間以上かかるため、否応なくあらゆる疾患を診なければなりません。こうした背景があり、当院は平成元年の開設以来、「原則として救急は決して断らない」ことを病院理念に掲げており、内科系、外科系等全科にまたがり一次から三次医療に対応しています。当院ではこのような状況に迅速に対応できるよう、院内では活発に勉強会が行われています。医局では週7回のカンファランス、勉強会があり、その他、病院全体の勉強会が週1回あります。勉強会ではNEJMやthe Lancetの総説を中心に世界最新の情報を常に勉強し互いに教えあい、また、メーリングリストを通じて全国にも提供しています。我々は常に世界最先端の知識を得て臨床を行っていると自負しています。
 現在、当院の主たる医療圏である西伊豆町・松崎町両町は高齢化率がほぼ4割に達しており、老年医療への対応は重要となっています。往診、特養施設の回診、訪問看護ステーション、附属診療所の展開も行っており、また常勤医師が講師となり、地域住民に向けての健康教室や勉強会も積極的に実施しています。地域の診療所の先生方とも定期的にカンファランスを実施しており、積極的に患者さんの情報共有も行っています。
 また、当院は近年、研修医の教育病院として全国から注目されるようになりました。毎年、地域医療研修で35名近い初期研修医が、更に3~4名の後期研修医が研修をしており「とても勉強になりました」との声を多数頂いています。当院としても初期・後期の研修医の受入れをすることで、医療の質の担保と院内の活性化に繋がっています。
 最後になりますが、当院では家庭医としての知識、技術の習得だけでなく救急医としてのスキルアップも十分可能であり、広範な疾患に対して対応ができるようになります。また、活発な勉強会、たがい互いに教えあう風土は、医師としての一生の勉強習慣を育む貴重な数年となるであろうことを確信しています。

※世界の医学雑誌のインパクトファクターNo.1が「NEJM(The New England Journal of Medicine)」、No.2が「The Lancet」

 

 西伊豆病院病院長仲田和正先生写真   平成26年3月 西伊豆病院 病院長 仲田 和正

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