病院長等による病院紹介 > 三島総合病院 院長 武井 秀憲 先生
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更新日:2014年8月22日
静岡県三島市の箱根西麓に平成13年市街地から移転し、平成26年4月1日に独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)三島総合病院となりました。110年余の長い歳月を経てJCHOの理念である「地域医療連携や地域包括ケアの要として存在すること」を目指しています。医療保険での模範的保険診療〈急性期病院)やドッグや健診事業〈健康管理センター)そして介護保険での介護老人保健施設事業といった3部門を形成しています。
病院に一歩足を踏み入れただけで、ふっと安らぎ癒される環境のなかで最先端の洗練された良質な医療を受けることができる。そして療養を余儀なくされても安心して療養できる施設がある。さらには病気になる前の健康管理・職場管理等の地域の要望にもこたえられる。そのような施設が当院のめざす姿です。
わずか163床の病院ですが100床の老健施設をバックにした東京医科歯科大学の教育関連施設でもあります。大学とのたすぎがけ方式で初期研修医・教室関連施設として後期研修医も呼吸器内科・消化器内科・外科・脳神経外科・整形外科・泌尿器科・眼科・透析・放射線科の分野で活躍しています。都会での研修や大学を通じて海外への発展も可能です。ただしこの静岡県東部地区に医師として活躍してほしいことにはかわりありません。小規模施設の利点は研修医といえども一人の医師としての主体性を存分に発揮できることにあります。手とり足とりの教育は期待できませんが、日々の臨床を自ら学ぶ意欲のある方にはふさわしいといえます。急性期救急医療を手掛けるあるいは超急性期からやや落ち着いた亜急性期そして慢性期・回復期という一連の疾患の流れを経験できるという点では適した施設かとおもわれます。地域に根差した基本的に必要とされるあたりまえの医療を実践することが目標です。優れた医師を育成するため静岡県東部地域は1施設だけでなく病院群で後期研修医の育成に努めていますが、当施設もその一旦を担っています。学ぶチャンスは広い視野で可能です。富士山を中心とした静岡県東部の豊かな自然環境の中で医師として期待されながら成長できることはとても素晴らしいことです。
平成26年8月 三島総合病院 院長 武井 秀憲