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更新日:2014年5月30日

佐久間病院 病院長 三枝 智宏 先生

 佐久間病院は浜松市天竜区、中区の中心部から約50キロメートル離れた山あいに位置し、ゆったり流れる天竜川のほとりの自然豊かな環境にあります。現在常勤医師数6名で、60床を急性期病棟と療養型病棟に分けて運営しております。  

 理念は、「ここでの健康で生きがいある暮らしを支え、生き生き長寿の郷を実現するため、生活者の視点に立つあたたかな医療を行います」と、あまり病院らしくはありません。旧佐久間町の医療機関は佐久間病院しかありませんので、傷病の領域に関わらずプライマリ・ケアの部分から入院診療まで幅広く担当しております。高次医療が必要な場合には急性期治療を都市部の大病院にお願いし、安定したのちに佐久間病院で診療を受け継いだり、近隣の町の診療所の先生方に佐久間病院の設備を利用していただくなど、病病連携、病診連携にも取り組んでおります。また保健師と共に健康づくりなど保健予防活動を行なったり、介護施設と連携したケアを担うなど多職種連携にも取り組んでおります。更には社会福祉協議会との連携のもと集落ごとの地域活動に加えていただいて住民の皆様と共に活動するなど、いわゆる地域包括ケアの実現に取り組んでおります。

 田舎の病院ではありますが若い医師が多いため皆、勉強しようという意識が高く、院内で互いに教え合い学び合う雰囲気が伝統として築かれてきました。また、週1回研修日を利用して大規模施設で医療の腕を磨いてくることが可能です。当然自分の努力にもよりますが、大病院で1年を過ごすのと遜色ない勉強成果を得ること間違いなしです。

 訪問診療や往診に出ると病院にありがちな束縛感から一気に解放されて、太陽の下で活動する喜びをかみしめることができます。そして何より生活者としての患者さんに接する醍醐味は、大規模病院では味わうことのできない貴重なものだと自負しております。  

 

 佐久間 三枝院長 平成26年5月 佐久間病院 病院長 三枝 智宏