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更新日:2014年6月27日

遠州病院 病院長 水上 泰延 先生 

 遠州病院は、昭和13年10月に開設され、75年の歴史を持つ伝統のある病院です。浜松駅より北に徒歩15分の位置にあり、浜松市における二次救急輪番病院として地域の救急医療を担っています。平成19年4月にJA静岡厚生連遠州病院と名称を変更し、新築移転となりました。病床数はICU・初期治療病棟20床を含む一般床340床と回復期リハビリ病棟60床、計400床の中規模病院です。診療科は22科で、26年4月現在常勤医師は75名、うち臨床研修医15名(基幹型7名、協力型8名)です。浜松市の急性期の病院で唯一急性期と慢性期の病棟を持つケアミックスの病院です。ICU・初期治療病棟を持ち、地域の救急医療を担うとともに、充実した回復期病棟を配置し、在宅医療までも見据えた急性期から慢性期までの一貫した患者さんに優しい医療を行うことを使命としています。また、地域医療支援病院の指定を受けており、開業医の先生方と積極的に連携を深め、地域完結型の医療を目指しています。

 当院は急性期病院として、浜松方式である6日に1回の全科対応の二次救急輪番病院を担っています。当番日は当直医師5名、研修医5名、計10名体制で対応することより、初期臨床研修医は経験豊富な指導医や専門医の指導の下に充実した研修を受けることができます。救急医療の研修を充実させるために25年7月より救急1か月必須としました。そのために日勤帯の救急車の受け入れを出来うる限り診る体制を整えました。その効果があって、前年度と比較して91件/月増(25年度325件/月)となりました。研修医のプライマリケアの習得に寄与できたものと考えられます。26年4月からは救急2か月必須で研修医2名体制にして、更に充実した研修ができるようにしました。

 25年度より研修方式を変更し、選択科目を増やし、研修医にとってフレキシブルな方式としました。その甲斐があり、25年度、26年度と2年連続で4名の基幹型研修医のフルマッチングとなりました。

 中規模病院にて各科の垣根が低く、コメディカルとも顔の見える関係が築けることより、研修医にとって働きやすい職場環境と思います。直接病院見学に来ていただき、是非当院での研修医の実態を肌で感じていただきたいと思います。熱意を持って積極的に研修を希望される皆さんを心から歓迎いたします。

 

水上先生 平成26年6月 遠州病院 病院長 水上 泰延