病院長等による病院紹介 > 伊豆赤十字病院 院長 吉田 隆實 先生
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更新日:2015年3月20日
【病院概要】
伊豆赤十字病院は伊豆市修善寺地区に位置する病床数94床(一般53床、療養41床)の地域の小病院です。病院の隣に100床の介護老人保健施設「グリーンズ修善寺」が併設されています。
伊豆市は海あり山あり、温泉あり川ありと風光明媚な土地です。ただ静岡県内でも最も早期に高齢化率30%を超えた地区であり、現在33%を超えています。そのため2025年を待たずにすでに現時点で老老介護、高齢者の独居、認知症の増加などの問題が顕在化しています。一方、伊豆市地区は糖尿病罹患率が静岡県内トップ、男性喫煙率がトップというありがたくない統計があります。今後は透析患者やCOPDの患者の増加が予想され、その対応が求められます。
9人の常勤医による標榜科は内科(4人)、外科(1人)、整形外科(1人)、泌尿器科(1人)、小児科(2人)の5科です。
【病院の機能と位置付け】
隣の伊豆の国市には3次救急機能の順天堂大学医学部附属静岡病院があり、地域の中小病院の拠り所となっています。この医療圏では伊豆赤十字病院と伊豆保健医療センターの2施設で二次救急を受け持っています。また、当院では対応できない高度救急に関しては順天堂静岡病院にお願いしています。
当院の機能的な特徴として、狭いながら21床の透析センターを有しており、外来・入院患者計60人前後に対応しています。平成27年4月からは、三島総合病院とのたすき掛けで透析研修指定病院となる予定です。
当院の訪問看護部門は小規模ながら20年の歴史があり、本年4月に訪問看護認定看護師資格を取得した1人を中心に病院訪問看護に意欲的に取り組んでいます。
以上のように、当院は田方医療圏において、①二次救急病院の維持、②地域の中等症・軽症入院患者への対応、③公的病院として透析患者への対応、④検診事業・訪問看護部門による退院患者への対応等により地域へ貢献していると考えています。
当院の行う地域医療に興味のある方は是非ご連絡をお願いいたします。
平成27年3月 伊豆赤十字病院 院長 吉田 隆實