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更新日:2014年10月17日

静岡市立清水病院 病院長 藤井浩治 先生

 当院は世界遺産の富士山と三保の松原を眺望できる日本平のふもとの風光明媚な場所に立地しています。全26科の診療科で構成され静岡市清水区の地域医療を担う中核基幹病院としての役割を果たしています。病床数は回復期リハビリ病棟54床を含む全500床です。

 当院の初期臨床研修医の募集枠が平成27年度から2名から5名に拡大されました。それに伴い研修内容に変更を加え多くの先生達が充実した研修ができるように環境を整えているところです。

 ここではみなさんに初期臨床研修病院の選び方をお話しします。大切なことは「自分に合った研修病院」を選ぶことです。当たり前のように聞こえると思いますがこれがなかなか難しいことです。さまざまな団体が主催する病院紹介会場に足を踏み入れるといかに研修病院を選ぶことが難しいかを実感するでしょう。皆さんが研修病院を選ぶ基準はいろいろあると思います。ここでいう「自分に合った研修病院」とは「自分の性格にあった研修病院」と言い換えることができるのではないでしょうか。突然ですが皆さんはどのような学生時代をすごしたでしょうか?とりあえずあり余る体力で実習をこなしてきた先生。体調をこわしやすく自分のペースでなんとか試験をのりこえてきた先生。周りと違うことがやりたいと思いわが道を進んだ先生。仲間と一緒になんでもワイワイやることが好きだった先生。このように学生にはそれぞれに個性があります。同じように研修医にも個性があっていいと思います。じっくり患者さんを診てゆっくり勉強していきたいと考える先生もいるでしょう、一方で暇な時間はつくらず毎日倒れ込むくらいに働きたいと考えている先生もいると思います。「自分の性格にあった研修病院」を選ぶということは病院の中身を知ることが必要になります。今は簡単に病院のホームページなどで病院の概要を知ることができます。しかしそれだけでは不十分です。少しでも気になる病院があれば病院見学をすることをお勧めします。ホームページからでは伝わらない細かな情報が病院を見学することで得られます。実際に働いている若い先生の話を聞いたり、指導医に研修の疑問をぶつけることも大切なことです。そうすることで自分が本当にしたい研修の形はどのようなものかが見えてくると思います。さすがに先輩にすすめられたからとかみんなが行くからという理由で研修病院を決めるような先生はいないとは思います。現場の空気を感じることは自分との相性、つまり「自分の性格にあった研修病院」かどうかを知る大切な経験だと思います。ぜひ当院にも見学にきてください。お待ちしています。

 

市立清水病院長 平成26年10月 静岡市立清水病院 病院長 藤井浩治