病院長等による病院紹介 > 静岡赤十字病院 病院長 磯部 潔 先生
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更新日:2014年6月13日
静岡赤十字病院は、1933年に現在地で開院しました。「人道」「博愛」の赤十字精神にのっとり、安心して身を任せることができる医療を提供することを理念としています。
救命救急センターを併設する3次救急医療機関であり、許可病床数は517床です。
当院は、平成16年度に新しい臨床研修制度が発足したと同時に初期臨床研修を導入しました。
現在では基幹型研修医10~12名、協力型研修医1~3名、全体で毎年20~25名の研修医が研修を行っています。
プログラムの特徴としては、救急外来でファーストタッチができること、1年次に整形外科を研修するため、救急医療で自信がつくことなどが挙げられます。
研修医対象のミニレクチャー、セミナー・講演会も豊富です。
救急外来では、救急科専門医を中心としたスタッフが初期診療を担当しており、研修医は1年次に2ヶ月間、チームの一員となります。軽症~中等症の患者さんには、問診・診察から検査、初期治療、専門医へのコンサルトまで研修医に主導的な役割を果たしてもらいます。
救急科スタッフが常駐しており、いつでもアドバイス、フィードバックが受けられる環境となっています。
また、どの科をローテーションしている時も、週1回程度の救急外来当直を行います。
1年次・2年次がペアとなる屋根瓦方式を採用しており、2年間の当直(100回程度)を通し、1年次は先輩から学び、2年次は後輩を教えることで十分な初期診療の実力を得ることができると確信しています。
さらに、病院の近隣に研修医用宿舎を完備、研修医専用の部屋を院内に設置しており、研修医の多くから給与、住環境共に満足を得ています。
現在建築中の新棟は、2016年秋には465床で完成予定です。新病棟では、救急医療、周産期医療、脳卒中、血管外科、脊髄外科、不整脈治療、慢性腎臓病、血液・骨髄移植治療、各種がん治療、及び健診事業を充実させていく予定です。救急外来は現在の1.7倍、救急病棟は3倍の面積に拡充し、療養環境の改善とより充実した救急医療の提供をはかります。
我々とともに、患者中心のより良い地域医療を目指すことに魅力を感じる、協調性とファイトを持った研修医を募集します。そして、当院での研修を通して、医師として人間として十分に成長していただきたいです。是非、一度、病院見学に来て下さい。
平成26年6月 静岡赤十字病院 病院長 磯部 潔