病院長等による病院紹介 > 市立島田市民病院 事業管理者 服部 隆一先生

  • 卒後臨床研修プログラム
  • 専門医研修プログラム

ここから本文です。

更新日:2014年2月7日

市立島田市民病院 事業管理者 服部 隆一先生

 市立島田市民病院は、静岡県中部地区志太榛原医療圏で、長年にわたり地域医療の中核を担って参りました。当院の役割は、当地における地域医療の確立であることに疑いの余地はありません。地域住民の健康を守り、病院と病院間、病院と診療所間の連携を密にし、加えて連携先の医師から信頼される医療水準を維持することが必須条件でありましょう。また、その地域医療の継続性を担保するためには、次世代の医療を担う若い医療人の育成にも力を注がなくてはならないという、重い責任もあると思います。
 当院は、昭和55年より大学医局から若き医師を受け入れ、臨床指導を行ってきた実績があります。その実績をもとに、新臨床研修制度のプログラムを作成し、医師の育成に努めてきました。各科の垣根が低いため、いろいろな科の指導医に相談しやすく、コメディカルスタッフも研修指導に情熱を注いでおり、よい研修環境にあると自負しております。
 初期臨床研修では、各専門科研修と併行して、総合内科診療・救急診療を2年間通して学ぶようにしています。6ヶ月間の内科研修中には、毎週1回心エコー、腹部エコー研修を行い救急で活用できます。チーム医療の大切さを知ることが、救急診療での研修目的の一つです。
 平成24年度からは、インターネットを利用したテレビ会議方式の症例検討会を導入し、米国のホスピタリストや国内の総合医も参加しています。
 初期臨床研修を実施する上で大切なことは、「自分が将来どのような医師になりたいのか」を常に考え、節目に自己評価をしっかり行うことです。今の自分には何が欠けているのか、それを補うのにはどうしたらよいのかを考えて研修してください。指導医には、いつでも気軽に相談してください。いきなりこうしなさいという指導ではなく、どう考えるか、どうしたらよいのかを皆さんとの対話を通して、「自分の頭で考えることができる医師」に育つような研修を目標としています。
 これからも私ども病院スタッフは、スタンダードな医療を確実にこなすと同時に、新しい医療を積極的に取り入れ日々精進し、当地域の医療を職員一丸となり守って参りたいと思っています。そのためには皆様方の若い力が必要です。我々とともに、地域医療へ貢献していきましょう。

 

 市立島田市民病院事業管理者服部隆一先生写真   平成26年2月 市立島田市民病院 事業管理者 服部隆一

お問い合わせ

所属課室:静岡県健康福祉部地域医療課(本部事務局) 担当者名:地域医療課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-2868

ファックス番号:054-221-3291