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更新日:2013年10月31日

焼津市立総合病院 院長 太田 信隆先生

  焼津市立総合病院全景

  焼津市立総合病院は近隣市町村を含めて約15万人の住民に対する地域医療の中核病院であり、救急医療・周産期医療・難病医療・災害対策に重点を置く急性期病院です。当院の医師の出身大学は浜松医大・東京大学をはじめ様々な大学からなり、いわゆる学閥にとらわれない自由な雰囲気で互いに協力し合って医療に取り組んでいます。また港町という土地柄か気風はオープンで看護師・技師・事務系職員など職種を超えた連携がチーム医療を支えています。地方都市の例に漏れず病院を取り巻く環境は決して楽なものではなく、増加する救急患者、増え続ける社会的要求に応えながらも、笑顔と挨拶をモットーに職員一丸となって地域の基幹病院としての役割を果たしています。

  焼津市は人口15万人の地方都市でありながら総合病院は当院のみで、専門的な治療・手術のできる施設は極めて少ないのが特徴です。特に救急に関しては一次、二次はもとより一部の三次救急に属するものまで対応しなくてはならないことから月平均で1,680人の救急患者を受け入れており、そのうち228人は救急搬送によるものです。
  特徴的なのは交通の要衝にあり、かつ港町であることから外傷患者が数多く受診することで、外科、整形外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科、口腔外科、形成外科などがチームで診療に当ることもしばしばです。また、当院の神経内科、脳神経外科は普段から脳神経疾患診療ユニットとして診療に当っており、救急医療においてもこのユニットは大変有効に機能しています。

  もう一つの特徴は人口40万人の二次医療圏において唯一の地域周産期母子医療センターを持つことです。これは産婦人科のみならず小児科もNICU など充実した体制であることを意味しており、また産婦人科の充実により急性腹症などの診療においても万全な体制を確保できています。

  当地区においては住民の80 %以上が当院を中心とした地元で治療を受けており、当院での研修によりいわゆる common disease から特定疾患に至るまで幅広く経験を積むことが出来ます。このような地域に密着した病院で研修することにより、一人一人の患者さんを通じて家庭、地域にまで理解を深めることとなり、医療の目指す本質を追究できると考えます。

 

 

   平成25年11月  焼津市立総合病院 院長 太田 信隆

 

   焼津市立総合病院院長太田信隆先生写真

 

 

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