ホーム > 医学生の方へ > ふじのくに次世代医師リクルーターからメッセージ > ふじのくに次世代医師リクルーター 静岡市立静岡病院 大澤 佑輔 先生
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更新日:2025年10月15日
皆さんこんにちは。私は静岡県静岡市で生まれ育ち、大学は北里大学に通っていました。静岡県医学修学研修資金を拝受するにあたって地元静岡に帰り、研修医を経て現在は内科専攻医として静岡市立静岡病院に勤務しております。
静岡県は、霊峰富士の威容と駿河湾の滋養に育まれ、古来より山紫水明の地として知られています。この自然と歴史が織りなす静謐な環境は、医療人としての矜持を涵養するにふさわしい場所です。私自身、地元に根ざした医療に従事する中で、医療報恩の理念を日々痛感しております。仕事から離れたプライベートの時間には市街地でグルメを巡ったりショッピングをしたりできるだけでなく、釣りや登山等アウトドアのレジャーに興じることができます。私自身空いた時間があれば清水や用宗、焼津といった港に赴いて釣りをしたり、オクシズとよばれる自然豊かな地域へドライブをしています。また静岡県外に行きたい場合には東京や神奈川、大阪といったいわゆる都会へのアクセスもよく、住み着くにはぴったりな場所であると思います。
静岡市立静岡病院は地域の基幹病院としての要衝を担い、急性期医療から高度専門医療まで幅広く網羅する施設です。診療科間の垣根を越えた協同一致の姿勢が職場全体に息づき、若手医師にとっては理論と実践の融合を図る絶好の場となっています。私が在籍した折には、各科指導医による「精励恪勤」の指導の下、研鑽を積む機会に恵まれました。加えて、地域住民との直接的な交流を通じて、医師としての倫理観と使命感を日々新たにすることができました。
地域医療の最前線に立つことは、臨床即教育の現場であり、同時に医療報恩の志を具現化する尊い営為です。静岡県医学修学資金は、単なる経済的支援にとどまらず、地産地用の精神で地域に根ざした医療を志す若手医師の背中を力強く押してくれます。これから静岡県医学修学研修資金を借りようと考えている皆さんには、温故知新の心を持ちつつ、地域医療に誠心誠意尽力する喜びを、ぜひ静岡県で味わっていただきたいと思います。
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