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更新日:2016年4月28日

ふじのくに次世代医師リクルーター  伊東市民病院 増田 智紀 先生

   masudatomiki読者の皆様、こんにちは。 私はふじのくに次世代医師リクルーターをしております伊東市民病院初期研修医2年目の増田智紀と申します。出身地は静岡県東部にあります三島市というところです。大学は東京都にあります帝京大学に進学しました。当初は母校の大学病院に残る予定でしたが、段々と都会を離れたい気持ちが強くなり、また静岡県のために働きたいという気持ちが強くなり初期研修から静岡県に戻ることにしました。

 まずは、簡単に私が働いております伊東市民病院の研修の特徴を紹介いたします。一つは高齢者の受診が多いことです。当院がある伊東市は温暖な観光地であり東京を中心とした観光客が多く来られます。別荘地としても居住者が多く、特に定年退職してから伊東地区に移られて来られる方が多いです。こういった事情もありまして、伊東市は高齢化率が30%を超えております。Multi problemを抱える方が多く来院されるためそれをAssessmentしPlanを立てる機会が多くあります。勿論、間違っていれば上級医がしっかりと訂正してくれます。また小さな病院です。スタッフの方々や各科の垣根は低く、皆顔を知っていて、忙しい現場で互いに助け合っています。研修医に誰もが暖かく、手技を学ぶ機会があれば必ず声をかけていただき、フィードバックをくれます。観光地の病院です。海、温泉、山が近くにあり仕事で溜まったストレスの発散に良い環境です。以上が当院の特徴です。

 次にリクルーターとしての活動を紹介いたします。 私は今年の3月、静岡市で開催された医学生さん向けのリクルート活動に参加しました。将来静岡県で働く予定の、非常に熱意のある学生さんが日本全国から参加され、多くの質問をいただきました。中でも多かった質問は、「どのタイミングで行く科を決めれば良いか?」という内容でした。私の意見を申しますと決める時期は人それぞれの自由だと思います。学生のうちから、「これだ!」と決めている方もいれば、研修医2年目になっても定まっていない方もいます。初期研修の間にガラッと変わる人もいます。どのような科に行こうとも医師としての基本的な仕事は変わりありません。基本が身に付けばどのような科に行っても大丈夫な気がします。学生実習や臨床研修を通して、「医者ってこういう仕事なんだ」ということを身を持って知ってから科を選んでも遅すぎないと思います。

 最後に、医師は患者の安全を守る職業です。知識のみではどうにもなりません。辛い事もたくさんあるでしょう。怖い目にあう事もあるでしょう。それを乗り越えて初めて一人前の医師になれると思います。(偉そうなことを言いながら、私もまだまだです。)

 それでは皆さん、将来に向けて頑張って下さい!!

 【お問い合わせ先】

伊東市民病院

電話番号:0557-37-2626