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更新日:2015年9月14日

引佐赤十字病院 病院長 山本 隆久先生

 当院は浜松市北区引佐町に所在しています。引佐地域は静岡県の最西端浜名湖の北岸地域一帯であって、風光明媚であり、再来年の大河ドラマに決定した“井伊直虎”の舞台となる地域にあります。当院は昭和21年に開設されて以来、70年にわたり地域唯一の公的病院として地域の医療、福祉、介護のために地域と共に歩んできました。

 当院では、内科、整形外科、リハビリテーション科の外来診療を行っています。入院については、99床と小規模ではありますが医療療養型の病院として、一般病院や大学病院における、治療の終了後に病状が安定している方で、在宅・介護施設では療養が困難な長期の療養が必要とされる患者さんに対して、患者さんに負担のかからない治療・看護・介護・リハビリテーション等による残存機能の維持回復を目的とした治療を行っています。

 急性期病院で行われる投薬・検査に重点をおいた急性期治療ではなく、それぞれの患者さんの特性にあった、患者さん本人に負担のかからない治療とともに、看護・介護・リハビリテーションにより快適に過ごしていただくよう努めています。

 住民の高齢化率が25%を超える地域にある当院では、高齢者に対する看護と介護にも積極的に取り組んでいます。訪問看護ステーションを開設したのを皮切りに、居宅介護支援事業、通所介護事業を開設する等サービス充実に努め、高齢者ご本人やご家族の要望に応え、在宅へ復帰される患者さんに、より質の高いトータルケアの実現を目指しています。

 当院の理念である「心の支えとなる病院を私たちの手で」をモットーに、住民の方が地域で安心して暮らせることを支える病院を目指していきたいと考えています。

 

引佐赤十字病院 病院長 山本隆久先生  平成27年9月 引佐赤十字病院 病院長 山本隆久