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更新日:2017年1月20日
国際医療福祉大学はわが国初の医療福祉の総合大学として開学して以来、「チーム医療」の実践を念頭に人材育成を図ってきておりますが、2017年4月に成田キャンパスに医学部が設置されることになりました。初期研修医の臨床研修にあたっても、こうした大学附属病院としての特性を生かし、プライマリケアを中心とした診療能力の養成および医師としての人格養成を図ることを目標としています。将来、第一線の医師および高度な専門医のいずれにも必要な、基本的な知識・技術を習得することはもちろん、「チーム医療」の実践を担うリーダーとして人間的にも優れた人材育成を目指しています。
熱海病院では、内科、外科、救急、産婦人科、小児科などプライマリケアに必要な基本的な診療科の研修が可能です。選択科の期間は最大11か月まで対応できる自由度の高いプログラムです。熱海病院の臨床研修病院群は、グループ関連の医療・福祉施設を中心に構成し連携を図っています。研修に必要な診療科や施設は、研修医自身で選ぶことができます。国際医療福祉大学病院(栃木県那須塩原市)、国際医療福祉大学三田病院(東京都港区)、高木病院(福岡県大川市)などが広範囲に含まれ、都心部での研修や異なる地域性での研修が行えることも大きな特長です。
指導にあたる指導医、上級医は、各領域の学会認定専門医や学会認定指導医資格を有する約50名の常勤医で、うち約30名は厚生労働省の指針で定められた臨床研修指導医講習会を受講済みにて、研修診療科をすべて網羅しています。
平成28年12月現在での初期研修医在籍者数は、1年目5名、2年目4人となっています。平成27年の臨床研修マッチングがフルマッチだった実績から28年実施のマッチングでは定員が7人に増員され、今回もフルマッチとなりましたので、今後の在籍者が増える見込みです。新しい専門医制度に準拠した後期研修プログラムも、基幹病院あるいは連携病院として体制を整えており、初期研修を修了された皆さんが将来、裏付けとなる専門医資格を取得して国際的に、あるいは地域のリーダーとして活躍されることを期待しています。
国際医療福祉大学熱海病院 血液浄化センター長 腎臓内科・漢方内科 教授 小野 孝彦
【お問い合わせ】
国際医療福祉大学熱海病院
TEL:0557-81-9171(代)