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更新日:2017年3月3日

聖隷浜松病院 神経内科 山本大介 先生

 山本先生こんにちは。聖隷浜松病院神経内科の山本大介と申します。私は順天堂大学を卒業(2008)し、東京都内の病院での初期研修後、神経内科専門医研修を聖隷浜松病院で行い、専門医取得後も当院で仕事をしています。診療以外では、研修医教育に関わらせて頂いており、研修医の臨床指導とともに、院内の研修医教育の仕事もさせて頂いています。

 医師にとって、どこで仕事をするのか、どんな仕事をするのかは悩ましいテーマです。自分の意思でいずれでも選べる反面、逆に自由度が高いから決めにくい、という事実もあります。私自身は、元々は精神科医志望でしたが、東京で研修医をしているうちに心変わりして内科医になろうと決めたものの、やりたいことがよく分からず、専門医研修はどうしようかと考えた時点で、研修病院として有名であった当院へ、なんとなく就職しました。もともと、初期研修医時代にも3ヶ月間他施設での研修が可能なシステムがあり、聖隷浜松病院での研修を経験していました。聖隷の同期の研修医がキラキラして見えた感覚を覚えています。

 聖隷浜松病院にきて、悩みながらも神経内科の技術と学問を学び、自信を持ち、かつ、今の医師としての仕事に、ある程度満足しています。私にとっての今の医師の仕事とは、臨床、臨床に即した学会活動、また初期研修医・専門医研修医への臨床教育です。どんな仕事をするのかを選ぶことは難しい、と述べましたが、私の場合のキャリアはこの病院で見つけられたもの、と言ってもいいと思います。もちろん、キャリアは自分で切り開いていくものですし、自己の努力が前提です。環境や施設や他者によって、私たち自身の満足や幸福が与えられるわけではなく、それは私たち自身で見つけるしかありません。ただし、自己研鑽により自己を高めよう、他者への関わりを通じて自己を高めようと考える人材が多い組織では、その組織の中の個人に対して変化を与えてくれます。当院の強みは、研修医、指導医、コメディカルスタッフともそのような人材が多くいることだと思います。よい環境が個人を必ず変えてくれるわけではありませんが、個人が変わるチャンスを多く与えてくれます。

 専門医制度が変わりつつある中で、どのようなキャリアを見つけていくかはやや混とんとしている状況ではありすす。私たちの病院は、研修医教育を大切なテーマとして、研修医の先生たちと一緒に成長していきたいと考えています。この文章を読んで下さった方と、未来に一緒に仕事が出来る日を楽しみに、私たちは今日の研修医教育を行っていきます。

【お問い合わせ】

聖隷浜松病院

電話:053-474-2222(代表)