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更新日:2017年3月17日

JA静岡厚生連静岡厚生病院 副院長 水野 伸一 先生

 水野2当院は一般病床170床・回復期リハビリテーション病棟95床(計265床)から成る、静岡市中心部で唯一のケアミックス型医療機関です。標榜診療科は15科。輪番制で静岡市の二次救急医療を担い、地域の病院、診療所、慢性期医療施設と連携して地域と密接した医療を提供しております。

 みなさんは研修病院を選ぶとき、何を重視して決めようと考えてみえますか?・・・「研修医の人数」「症例数」「専門医制度の基幹病院であるか」「研修医向けの教育システム」「給料」「住環境」等々が頭に浮かぶのではないでしょうか。人にはそれぞれ、向き不向きがあります。大勢の同期の研修医と切磋琢磨して、一緒に成長していくのが向いている人もいれば、多数の中では個が埋没してしまい、どちらかといえば少人数の環境でないと、自分を発揮できない人もいると思います。「症例」に関していえば、「非常にめずらしい稀な疾患も実際に目の当たりにして、それを自分の経験として蓄積していきたい」という人もいるでしょう。そんな諸君には、大学病院のような大病院がお勧めです。一方、「common diseaseを通して、臨床的な検査、診断技術、考え方や患者と接する力を養い、稀な疾患に対しては、そうして養った力を応用して対応できるようにして行こう」と考える人もいるでしょう。当院は後者のような考えの方を受け入れ、「実践で力を発揮できる臨床医」を育てることを初期研修の基本方針としています。1例1例の症例経験から医師として必要な姿勢と医療知識・技術を習得し、生涯学習の精神を培っていただきたいと思っています。

 当院の研修医の定員は1学年3名の少数精鋭。各診療科指導医が専門性を生かして、マンツーマンで個別に指導する体制です。各科のローテーション中、研修医は同学年では一人となるため、研修医が受け持ち可能な症例、手技は独り占めできる形となり、多くの症例を経験し、手技を実践することが可能です。

 また、当院では経験できない内容の研修を希望に応じて協力病院である「大阪済生会千里病院 救急救命センター」での3~6ヵ月の救急研修、「静岡県立こども病院」での2ヶ月のNICU研修、「静岡県立こころの医療センター」等での精神科研修を行うことが可能で、みなさんのニーズに応じた研修プログラムを構築することができます。

 私は、医者としての姿勢、診療態度は医者になって2~3年で決まると思っています。そう考えると初期研修の2年間は、みなさんが臨床医として生きていく(基礎研究に進まれた場合でも)うえで、非常に大切な時間だと思います。

 当院は中小規模病院ならではの医師、看護師、コメディカルのアットホームな環境がありますので、病院職員と研修医の先生達との距離が近く、各部門の積極的な研修協力が可能です。我々と一丸となって地域医療への貢献をめざす、若い力をお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

 

JA静岡厚生連静岡厚生病院

電話:054-271-7177(代)