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更新日:2016年5月27日

磐田市立総合病院 寺田雅彦 副病院長兼教育担当部長

  terada初期研修の2年間は皆さんのこれからの医師としてのキャリアにおいてとても大切な時期です。

皆さんは今までの20数年の人生において多くのことを学んできました。そして、医学部の6年間で臨床医学に最低限必要な知識、技能、態度を身につけてきたはずです。これらはこれからの医師としての人生にとって大きな宝物です。しかし、医師免許を手にしたこれからの初期臨床研修ではリアルな現実の中で今までに身につけた知識、技能、態度を更に現場に即した形で学びなおし、かつ深めなければなりません。

 当院ではこの2年間の初期研修で皆さんに、臨床医学の「型(かた)」を身につけてもらいます。私は将来皆さんがどの専門診療科に進もうと、すべての医師が身につけるべき核になるスキルには医療面接、身体診察、医療記録、診断推論、EBM、プレゼンテーション、コミュニケーション、感染症診療、体液栄養管理がありそれらを実際の臨床で実践するためのお作法、すなわち「型」があると思います。

 皆さんは初期研修の2年間で臨床の「型」を身につけ、その後につづく医師としての長い人生において、不確実性にみちた実際の臨床現場でキャリアを積むことで、さらにその「型」に自らの信念や経験の味付けをして自己のスタイルを築き、「型破り」の優秀かつ魅力的な医師となっていただきたいと思います。もし「型」がなければ、せっかく長きにわたって身につけたスキルも場当たり的で不安定かつ危うい物となってしまいます。それではそこでなされた医療行為も「型なし」です。私達は当院での2年間の初期研修で、皆さんがしっかりした「型」を身につけるお手伝いをさせていただきます。

 磐田市立総合病院は静岡県西部の磐田市にある唯一の総合病院です。大変忙しい病院ではありますが、地域住民から深く信頼されています。そして、約10年前に新臨床研修制度がスタートして以来約150名の研修医が誰ひとりドロップアウトすることなく当院で初期研修を行い巣立っていきました。我々にはしっかり「型」を身につけた医師を育ててきたという自負があります。

 教え好きの指導医と心優しいコメディカル達そしてすばらしい研修環境と最先端の医療施設を持つ当院で医師としての第一歩をスタートしてみませんか。我々は研修医教育を臨床の片手間の仕事とは思っていません。医師のプロフェショナリズムの精神にのっとり次世代の医師を育てることも含めて医師のミッションであると確信しています。

【お問い合わせ先】

磐田市立総合病院

TEL:0538-38-5000(代表)