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更新日:2014年10月31日
はじめまして、静岡市立清水病院の山根剛と申します。私は医師4年目、後期研修医として勤務しております。このたびは自身の体験を振り返りつつ、清水病院につきまして紹介させていただきます。
私は琉球大学出身で、初期研修は慶応義塾大学病院の研修プログラムで1年目は川崎市立井田病院、2年目は慶応義塾大学病院でそれぞれ研修生活を過ごしました。3年目は慶応義塾大学病院の内科学教室へ入局し、慶応で病棟業務をしつつ週1回は静岡市内の病院で内科外来を担当しておりました。その1年間を通して多くの方々の温かさに触れ、静岡に対する親近感がわきました。そして縁ありまして、4年目は静岡市立清水病院で勤務することになりました。
研修病院を選ぶときは何を基準に選んでいいか分からず、だからといって適当に選ぶのも怖くて、とりあえず多くの病院を見学しました。大学病院か市中病院か?診療科そろい具合は?都市圏か地方か?病床数は?研修医の数は?研修終了後の進路は?当直回数は?給料や休暇の取りやすさは?などなど、人によって優先順位は様々ですが、まずは自分の優先順位を決める必要があります。私は都内で勤務することを前提に見学しました。病院見学を通じて将来的には大学院で研究してみたいと感じました。一方で、初期研修の間は一般的な症例を数多く経験したいと感じました。初期を市中病院で研修して後期から都内の大学病院へ入局することを考えましたが、出身大学でもない病院へいきなり入局するよりは初期研修の間にどのようなところか肌で感じておきたいと考えて、大学病院と市中病院のたすきがけプログラムに決めました。
さて、清水病院での研修ですが、特徴としては自由度の高さが挙げられます。2015年度より定員2名から5名に増えましたが、それでも5名です。ひとりひとりの希望に沿った研修プログラムを組むことが可能です。画一的なプログラムを強いられることはありません。変更につきましても柔軟に対応してくれます。また中心静脈カテーテル挿入や挿管といった手技につきましても、病床に対する研修医の数が少ないため症例の奪い合いなどなく、希望者に応じて指導してもらえる環境があります。先輩医師やコメディカルの方々はやさしく、おかげでたのしい研修生活を過ごしております。
少しでも参考になりましたら幸いです。清水病院での研修を検討していただけたらなお幸いです。まずは病院見学へお越しください。お待ちしております。
平成26年10月 静岡市立清水病院 後期研修医 山根剛