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更新日:2013年9月5日
静岡へは今年度からの赴任となり、小児科医として働くのも1年目で、右も左も分からない状態でしたが、スタッフの先生方に温かく迎えて頂き、充実した毎日を送っています。
簡単に自己紹介させて頂くと、生まれは大阪で、小中高大学とずっと大阪で過ごしてきました。初期研修も大阪で行い、成人に対する医療を学びました。
今回なぜ静岡に来たのかというと、静岡県立こども病院は小児を扱う病院では全国的に有名であり、各科にその道に精通した有名な先生方がおられます。専門的な知識が学べ、市中病院では扱い切れないような疾患をみることができます。専門的な知識のみならず、今年度からERが開設となり、common disease(頻度の多い疾患)もみることができるようになりました。日々刻々と医療が進歩していく中で、治療法1つとってみても、そうした新たな知識を取り入れつつ、evidence(それまでの経験、研究による証拠)に基づいた医療を行うよう指導して頂いています。
静岡県立こども病院は海外との繋がりも強く、希望すればシドニーのウェストメッドこども病院での研修が可能であったり、タイやベトナムへの国際医療協力に参加することが出来ます。将来的に海外で働きたいと考えておられる方にとって良い環境ではないでしょうか。
もう一つ良い点として強調したいところは研修の場としての雰囲気がとても良いことです。各科のスタッフと研修医との垣根が低く、質問や相談をしやすい環境にあると思います。また、研修医同士の仲が良いという特徴があります。
以上のように静岡県立こども病院の後期研修は小児専門病院の高い専門性と基本的小児科疾患の両方を経験できるプログラムとなっており、小児科医としてのキャリアを積む場として十分であると思います。
共に未来あるこども達を一人でも多く救うことができるよう学んでいきましょう。
まずは見学からでも、病院スタッフ一同お待ちしております。
平成25年9月 静岡県立こども病院 後期研修医1年目 林 賢
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