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更新日:2014年9月5日

沼津市立病院 初期臨床研修2年目 藤田瑞穂 先生

 みなさん初めまして。沼津市立病院研修医2年目の藤田瑞穂と申します。私は沼津市出身で大学は東京、初期研修で再び地元に戻ってきました。今回は先輩医師からのアドバイスということで、僭越ながら少しお話をさせていただきます。

 今現在、初期臨床研修先をどこにするかで悩んでらっしゃる学生の方も多いと思います。初期臨床研修期間が丁度1年半程終わった今思うのは、自分に雰囲気が合うか合わないかが結構大切な病院選びのポイントではないかということです。臨床研修先の病院としては大きく分けて大学病院と市中病院があり、一般的に大学病院は専門性が高く、研修医が多く、雑務も多いと言われており、市中病院はcommon deseaseが多く、研修医は少なく、手技の経験がたくさんできると言われています。初期研修先を決めるにあたっては都会と田舎、出身大学県と地元など、働く地域も人によっては重要なファクターになってくるのではないでしょうか。最近後期研修先を選ぶ時期となり色々な病院に見学に行っていますが、病院ごとにやはり全然雰囲気が違います。大学病院と市中病院はやはり大きな違いがあるように思いますし、同じ市中病院でも病院ごとのカラーは様々です。ですので学生の皆さんにはできるだけ色々な病院に見学に行っていただきたいと思います。その中で自分がどのような場所で初期研修を行いたいか、あるいは将来どのように医療に携わっていきたいかが少し見えてくるのではないでしょうか。

 最後に私の研修先である沼津市立病院についてですが、県東部の中核病院で救命救急センターが常設されており、各科の医師の協力の下に三次救急の受け入れもしています。研修医は救命救急センターを回っている時と当直時に救急対応のファーストタッチを行います。当病院では一次救急はほぼ来ません。そのため、当番時の二次救急と365日の三次救急対応となります。軽症症例が少ないためカルテの山ができる救急外来の経験はできませんが、逆に重症の1症例1症例をじっくりファーストで診ることができるので自分の目の前を症例が通り過ぎていくことがなく、しっかりと勉強することができます。もちろん手技も自分が希望すればある程度何でもやらせて貰えます。また各科の壁を感じることがない病院なので、病棟管理の際の他科コンサルトに困ることはなく、逆に色々な科の先生が気にかけてくださいます。

 最近は研修医数も、見学者数もどんどん増えています。ぜひ興味を持って当院に見学に来て頂けると嬉しいです。

見学申し込み先
沼津市立病院 病院管理課 経営企画係
電話055-924-5100
メール byoin-so@city.numazu.lg.jp
URL http://www2.odn.ne.jp/numazu-hospital/idaisei/index.htm 

 

沼津市立 藤田平成26年9月 沼津市立病院 初期研修2年 藤田瑞穂