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更新日:2013年12月27日
みなさん初めまして。富士宮市立病院の後期研修医(医師3年目)の田代傑(たけし)と申します。
まずは私の自己紹介をさせていただきます。出身は静岡県東部に位置する御殿場市で、浜松医科大学を卒業した後、1年間を同大学附属病院、残り1年間を富士宮市立病院で研修を行った後、腎臓内科医として現病院で後期研修を行っています。
私が富士宮市立病院を希望した理由は、初期研修時代・後期研修医時代ともに医療過疎地域であり私の出身地である静岡県東部の医療に貢献したかったからです。医師の数や内科の専門領域に制限(腎臓内科、消化器内科、循環器内科)がありますがこれはマイナスにはならずプラスになると思っています。各科専門領域が細分化されているメリットはありますが、どうしても自分の行う領域に線引きをしてしまいがちになります。しかし当院ではこれは●●内科だから診ないということが通用しません。自分で診るしかないのです。そうすると自然にバラエティーに富んだ疾患を経験することができ、様々な病態でやってくる患者に対して自信を持って診療することができるようになります(経験こそ力)。ある免疫疾患と内分泌疾患を合併した腎疾患みたいな患者も一つ一つひも解いて診療できるようになります。
私はあまり積極的なタイプの人間ではありません。だからこそこのような少人数の病院で働くことは自分にとって良かったと思います。大人数の病院では誰かがやってくれたり色々バックアップ体制がつくと思いますが、少人数の病院では自分が積極的に患者さんを診ていく必要があります(また、当院では密着しすぎず離れすぎずの心地いい距離感でバックアップ体制もついています)。忙しいときは確かに忙しいですが休みもしっかりあってメリハリもあります。
自分の選択科である内科の話が多くなってしまいましたが、全ての科で似たような傾向にあると思います。
静岡県東部での研修を考えているみなさん(いや考えていなくても)、静岡県東部での研修は何かと不安もあると思います(自分もありました)。しかし、実際に研修してみるとそのような不安は杞憂に終わりました。是非とも富士宮市立病院をはじめ静岡県東部の病院で研修をして東部の医療を一緒に盛り上げていきましょう。
平成25年12月 富士宮市立病院 後期研修医1年 田代 傑
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