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更新日:2014年4月18日
皆さん、こんにちは。
医師3年目の森下直樹と申します。私は初期研修を静岡県立総合病院で行い、現在、浜松市国民健康保険佐久間病院で働いております。
静岡県立総合病院での研修の魅力について、少しお話しさせていただきます。
県立総合病院は720床を誇る静岡県の中核病院であり、市中病院ではあまり体験できない高度医療を学ぶことが出来る一方で、大学病院ではあまり見ることができない一般的疾患も数多く見ることができます。医療設備も整っており、複数のCT、MRIがすぐに使用できる状態で準備されており、PET、核医学の施設も充実しています。循環器センターではカテーテル検査室が現時点で3部屋あり、予定検査はもちろんのこと、24時間緊急カテーテル検査を行うことができます。手術室も12室用意されており、各外科や整形外科など、毎日多数の手術が行われています。例えば、外科では、虫垂炎やヘルニアなどの手術から、食道切除、肝臓切除など高度な手術まで幅広く行われております。これらの手術にわれわれ研修医も参加することができます。私が興味のある神経内科では、脳血管障害の患者さんが中心に入院されており、適応があれば集中治療室管理のもと、t−PAによる血栓溶解療法も積極的に行われております。
また、研修医が集まって勉強する機会も数多く用意されており、臨床講義、CPC、救急症例検討会など、研修医が主体的に行うことができる機会が数多くあります。また、教育熱心な指導医の先生がたくさんいらっしゃるので、いずれの科をローテーションしても歓迎されるのはもちろんのこと、指導医の先生方が熱心な指導をしてくださいます。たとえその科を志望していなかったとしても、それに応じて必要な、知っておくべき知識を教えてくださり有意義な研修をすることができます。
そんな県立総合病院での研修を終え、現在は佐久間病院で勤務しております。県立総合病院とは全く違う環境で、専門科をもって診療するのではなく、内科として幅広くプライマリケアを行っております。病院内での診療、往診・訪問診療、超音波検査・内視鏡検査科などあらゆる検査を自分で行うのはもちろんのこと、時間によってはレントゲンやCTも自分で撮影するという勤務内容の幅広さが非常に魅力的です。まさに患者を包括的に診ていく環境です。まだまだ未熟な私ですが、先輩内科医師3名、外科医師2名の先生方と協力して、佐久間地域の医療を守って行けること、非常にうれしく思っております。
長くなりましたが、静岡で研修すれば、初期研修でも、プライマリケアでも、専門分野でも、非常に有意義な医療ができると思います。皆さんもぜひ、静岡県へいらして下さい。
平成26年4月 浜松市国民健康保険佐久間病院 森下直樹