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更新日:2014年8月22日
皆さん初めまして、磐田市立総合病院 初期臨床研修医1年目の江上貴俊と申します。今年度1年目の初期研修医は14人で昨年度よりも人数が増えました。研修医同士楽しく、そして互いに切磋琢磨しながら日々業務に励んでおります。当院の研修の良いところはたくさんあるのですが、3つほど挙げたいと思います。
まずは、研修医同士のカンファレンスと研修担当の先生によるレクチャーがあるという点です。週に3回、研修医が経験した症例をもとに、皆で意見を出しながら検討を重ねていきます。問診で聴取すべき情報、行うべき身体診察、必要な検査、それらを踏まえて鑑別診断を挙げ、どんな処置や専門医コンサルトなどを行うべきか、など現場での思考を鍛えていきます。カンファレンス後には研修担当の先生のレクチャーを通して、知識の整理・臨床的な判断や考え方についてきちんとしたフィードバックを受けることができます。この作業を繰り返しながら実臨床に必要な診察の「型」を身につけていくことができます。
次に、メジャーな科からマイナーな科まで初期研修の2年間で幅広く学ぶことができる点です。地方の中核病院として小児科・産婦人科・緩和医療などについてもしっかりと学ぶ機会があります。救急科研修・夜間当直ではありふれたCommon diseaseから見逃してはならないpitfall症例まで、数多くの症例の初期対応に携わることができます。その他、森町や菊川の家庭医療センターでの家庭医養成プログラムも希望をすれば選択できます。専門科に進む前の土台作りのためにとても良い病院だと思います。
最後に、職場が明るい雰囲気で働きやすい環境であるという点です。挨拶が盛んで医療者間の距離がとても近く、医師同士だけでなくコメディカルスタッフとのコミュニケーションが非常に取りやすいです。また、上級医の先生やコメディカルの方々を含め、病院全体として若手を育てようと言う意識が強く、毎日多くのことを学んでおります。そして何より、お互いの考えや感じ方を素直に言い合え、成功や時には失敗を共に共有できる同期・先輩医師の存在が、自分に取っては非常に大きいと思います。
長くなりましたが、是非一度病院見学にいらして下さい。多くの方に興味を持って頂ければ幸いです。皆さんと磐田でお会いできることを心よりお待ちしております。
平成26年8月 磐田市立総合病院 初期臨床研修医1年 江上貴俊