浜松市リハビリテーション病院
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更新日:2015年7月23日
浜松市リハビリテーション病院は浜松市の中央、中区和合の高台にあります。長らく「和合の国立」と市民に親しまれていた病院ですが、1999年に浜松市に移管となり、2008年からは聖隷福祉事業団が運営管理を委託されています。大変古い建物で耐震設計もされていませんでしたが、昨年2014年に全館建て替えが行われ新生浜松市リハビリテーション病院となりました。
特徴はまず広い敷地です。大きな駐車場とリハビリ公園を備えて、広々した病院で患者さんはゆったりとした治療が受けられ、職員ものびのびと仕事をしています。訪れた見学者もまずこの広さに驚かれます。
診療面での特徴は回復期リハビリテーション病床(135床)だけでなく一般病床(90床)も併せ持ち、保険診療報酬の枠にとらわれず、リハビリテーションを必要とする患者さんを受け入れて治療していることです。最新のCT・MRIを完備し、内視鏡からエコーまでリハビリ病院とは思えない充実した診療が行えることも大きな特徴です。次に日本では数少ない「えんげと声のセンター」「スポーツ医学センター」を持ち、ユニークな医療を展開していることにあります。
嚥下障害においては嚥下の手術も含めて日本のトップの診療を行っているため全国から患者さんが訪れ、見学者も絶えません。またスポーツにおいては当院の医師がジュビロ磐田のチームドクターにもなり、膝や肩の診療(手術・リハビリ)を積極的に行い、我が国有数の優れた診療を行っています。今後は「高次脳機能センター」など時代のニーズに応える診療を提供して行きたいと思っています。
リハビリテーションでは敷地を生かした広い訓練室が目を引きます。理学療法室は第1~第3まであり、作業療法に関しては各病棟フロアーに生活リハビリ室があり、かつ個別訓練室も多く整え屋外訓練スペースも活用して充実した訓練を提供しています。さらに、神経電気治療器、経頭蓋的電気および磁気治療装置などが使用でき、年内に自動車運転シミュレーター、ロボットスーツ・ハルなど最新のリハビリ機器も続々導入します。MRIでfMRIやトラクトグラフィー等の最新評価も可能です。また療法士(PT,OT,ST)は総勢100名を超え、医師もリハビリ科6名、整形外科5名、内科3名と充実していて、看護や事務部門とのコミュニケーションもよく、気持ちの良いチーム医療が展開されています。
研修医の受け入れに関してはリハビリテーション科と整形外科の研修指定病院となっており、新専門医制度にも対応したプログラムで希望に添った研修が可能です。制度の運用がまだ流動的ですから詳細は随時HPをご参照いただきたいと思います。
楽しい病院です。若くてやる気のある医師を求めています。気軽に見学・研修にいらしてください。
平成27年7月 浜松市リハビリテーション病院 病院長 藤島一郎