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更新日:2015年6月12日

佐久間病院 森下 杏早 先生

 医師師3年目の森下杏早です。私は、初期研修の2年を静岡県立総合病院で勤務し、今年から静岡県の北西端、愛知県、長野県の県境に接する佐久間病院で内科医として勤務をしています。

 佐久間病院は、静岡県内に5ヶ所あるへき地医療拠点病院の一つです。一般外来はもちろん、診療所診療、訪問診療や往診、無医地区への巡回診療を行っており、入院施設としては、一般病床36床、療養病床20床、感染症病床4床の計60床あり、常勤医は6人で診療しています。

 私は現在一般内科医として勤務していますが、将来的には腎臓内科医として働きたいと考えています。週に1回研修日を頂き、県立総合病院の腎臓内科で研修しています。そのほかの先生方も消化器内科、神経内科、整形外科等で研修、診療しつつ全般的な医療を行っています。へき地医療の醍醐味はここだと思います。もちろん3年目で腎臓内科医として、透析、バスキュラーアクセス管理、腎生検、腎臓疾患管理を徹底的に行うことも重要なことです。しかし、へき地医療の中で一般外来や入院で診る患者さんは慢性腎臓病の方もいれば、慢性心不全、COPD、糖尿病、脳梗塞や悪性腫瘍をもつ、またはこれらを同時にもっている方を診ます。総合病院であれば、慢性腎臓病の管理をし、COPDの管理は呼吸器内科の先生に、脳梗塞をおこせば神経内科の先生にコンサルトをすることが常です。しかしここでは、すべて自分で診るので、腎臓の勉強をしつつ、様々な分野の勉強をしながら診療をし、とても刺激になります。そのため医師としての視野も広がるのではと感じています。

 またへき地医療では、診る患者さんは主にその地域の方です。病院では医師と患者として、それ以外の時間では同じ一市民として患者と触れ合う機会が多いです。季節の行事に一緒に参加し関わっていくことも興味深いところです。

 先ほどすべて自分で診るといいましたが、私は3年目であり、まだまだわからないことも多くあります。しかし佐久間病院ではベテランの先生はもちろん、4年目の先生や、9年目の先生と比較的若い先生もおり、わからないことも非常に聞きやすい環境です。緊張感はありますが、安心して毎日診療しています。

 みなさんもへき地で働きませんか。非常に有意義な経験ができると思います。


平成27年6月 浜松市国民健康保険佐久間病院 森下杏早佐久間病院 森下杏早先生