浜松医科大学医学部附属病院長 瀧川 雅浩先生

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更新日:2013年10月17日

浜松医科大学医学部附属病院長 瀧川 雅浩先生

  浜松医科大学医学部附属病院では、大学病院の使命である「患者さんへの最良の医療の提供」を強く心がけてきました。そして、患者さんには、治療を受けてよかった、という満足感を感じていただくように努力しています。最良の医療を提供するためには、優れた医療従事者の育成が重要です。医療に関する教育や研修制度を様々なかたちで充実させつつ、医師や看護師をはじめとする、多数の職種の職員の育成に努めています。その中でも、優れた研修医、専門医の育成は最も大事な課題です。

 浜松医科大学では、平成22年度には新しい入院病棟が完成し、また平成25年度には外来棟改修が終了し、全く新しい附属病院に生まれ変わりました。患者さんのみならず病院スタッフにとって快適な病院空間が誕生したわけです。もちろん、初期研修医の皆さんにも、集会室、ロッカールーム、談話室等を整備し、臨床研修センターとして様々なかたちで支援しております。

  平成16年4月から発足した新臨床研修制度のなかで、浜松医科大学は、一貫して、高い医の倫理観を持ち、進んで医療現場に参加し、自分で積極的に医療をおこなう研修医が育つようなプログラムを実践してきました。その結果、研修終了時には、プライマリーケアのみならず、“患者中心”の医療が実践できる医師が育っております。また、平成24年7月には、浜松医科大学に「ふじのくに地域医療支援センター医師就労等相談窓口」が発足し、卒後3年目以降の医師の専門医研修にあたり各診療科と協力して力を注いできました。ここでは、名古屋大学を中心とする東海キャリプロ、山梨大学を中心とするFUJIYAMA-NETを通じて、専門医を目指す医師に研修の場を提供しています。

  研修医、専門医育成に関して、特記すべきこととして、以下の点を挙げることができます。静岡県地域医療再生計画の一環として設置された寄附講座である地域周産期医療学講座が中心となり、産科及び新生児医療を充実させてきました。平成25年度からは、小児外科を診療科として独立させました。これにより、周産期医療における研修体制が強化されました。また、シミュレーションセンターでは、県から補助を受け、高機能シミュレーターを活用した研修体制ができあがりました。長年のシミュレーション教育のノウハウの蓄積と、日本医学シミュレーション学会のバックアップにより、国内最高の講師陣のインストラクションを受ける事が出来ます。さらに、救急部には最新の救急医療設備が配置され、初期研修医および専門医をめざす先生にも、県西部地域の救急医療を強力にサポートする体制に加わっていただきます。

  大学病院は機器、指導医、症例数が揃っていて、若い医師にとって知識、技術の修得に最適な場です。専門医をめざす医師にとっては、受験資格を取得するのも容易です。さらに大学病院では診療・教育にくわえて、医学研究も行います。医師として成長する上で、このような研究マインドに触れることは重要です。

  大学病院で豊富な人材の中でもまれることにより,ひと味違う有意義な医師生活を送ってください。浜松医科大学で、生涯続けなければならない自己研鑽を始めようではありませんか。

 

 浜松医科大学医学部附属病院長瀧川雅浩先生写真  平成25年10月  浜松医科大学医学部附属病院長  瀧川 雅浩

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