ホーム > 医学生の方へ > 先輩医師からのアドバイス > 中部エリア > 静岡市立清水病院 初期臨床研修医2年 岩井貴洋先生
ここから本文です。
更新日:2013年11月28日
初めまして、静岡市立清水病院の初期臨床研修医2年の岩井貴洋と申します。「先輩医師からのアドバイス」に、僭越ながら執筆させて頂きます。
私は少々変わった経歴を持っているので、まずそれを簡単に説明いたします。出身は岐阜県で静岡県立大学薬学部と同大学院修士課程を卒業、修了した後、製薬企業の研究職を経て弘前大学医学部を学士編入学、卒業しています。
私は静岡県から奨学金を頂いていなかったのですが、県立大学の学生だったとき過ごした静岡の地は気候が穏やかで暮らしやすく、2年間の初期研修は再び静岡で過ごそうと考えていました。これはこの地で過ごした経験がない人には分からない感覚だと思いますが、本当に良いところなのです。あとは将来の専門につながる初期研修を過ごすうえで、希望する診療科が充実している病院を探したところ、静岡市立清水病院で勉強させて貰えることになりました。
それでは静岡市立清水病院について紹介させて頂きます。当病院は初期臨床研修医を年度毎に2名しか採用しないため、非常に柔軟で濃密な研修を受けることが可能です。臨床医として必要な、一般的な疾患や病棟管理に関する基本業務は勿論、希望すれば珍しい疾患の症例報告や論文投稿の実務まで教えて頂けます。現在、自由選択で脳神経外科を研修させて頂いていますが、脳出血患者の初期対応、頭蓋内手術患者の病棟管理など、実践的に学ぶことができていると感じます。(重症患者に対する病棟、救急外来での気管挿管は日常茶飯事です。)珍しい疾患も意外と多く、私は去年2例の症例報告をしましたが、そのうち1例は国内で6例目、直近の報告から15年ぶりという非常に稀な疾患を報告させて頂きました。
そして初期研修医は3年目から7年目程度の若手医師が集まる部屋に自分の席を与えられるので、いつでも気軽に相談できる環境が用意されています。研修の自由度が高く、好きなだけ深く学ぶことができる清水病院は、能動的にバリバリと研修をして様々なスキルを身に付けたい方には、お勧め研修病院の一つとして紹介できると思います。
以上、簡単ではありますが静岡と清水病院の紹介でした。この紹介を読んで下さった皆様が清水病院で働いてみたいと思って頂けたら幸いです。
平成25年11月 静岡市立清水病院 初期臨床研修医2年 岩井 貴洋
お問い合わせ