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更新日:2016年4月15日

第2期ふじのくに次世代医師リクルーター始動!

1 はじめに

 本県は、複数の病院のネットワークによる魅力的な研修プログラムの提供や、770人を超える医学生への医学修学研修資金の貸与など、様々な医師確保への取組を行ってきました。

 一昨年より、これまでの取組を更に充実・強化するため、「ふじのくにバーチャルメディカルカレッジ」を創立し、医科大学1校分の入学定員に相当する120人分の医学修学研修資金の新規貸与枠の拡大と併せて、県内外の医学生が本県の地域医療に関心を持ち、本県の医療を支えるこころざしを育成する取組みを実施しています。これらの取組により、今年度から、大学卒業後、初期研修医として県内で研修を開始する予定者が大幅に増加するなど、着実に成果が表れてきています。

2 第2期ふじのくに次世代医師リクルーター始動!

 この流れを更に加速させ、より多くの若手医師に県内で勤務していただくため、昨年度に引き続き、医療現場で活躍する若手医師の皆様に「ふじのくに次世代医師リクルーター」を今年度も委嘱し、県内外でのリクルート活動に御活躍いただくこととしました。

 2月8日には、静岡県庁別館21階展望ロビー西側で、「ふじのくに次世代医師リクルーター委嘱状交付式」を行いました。式には、川勝平太静岡県知事、本庶佑ふじのくに地域医療支援センター理事長、同センター理事に御出席をいただきました。

 川勝知事からは、「首都圏に近く、富士山などの世界水準の地域資源が多い。働くのに悔いがない所だと伝えてもらいたい。県民370万人が皆さんのことを期待している。」、本庶佑理事長からは、「優れた指導医となり、次に新しい人が来る循環ができるよう多くの仲間を集めて欲しい。若い人を引き付けるサイクルになることを願う。」とのお話がありました。

 

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 宣誓するリクルーター                     委嘱状等の交付を受けるリクルーター


 3月26日には、第2期リクルーターの最初の活動として、本県の医学修学研修資金の貸与を受けた医学生とリクルーターとの意見交換会(会場:グランシップ(静岡市))を開催しました。意見交換会では、和やかな雰囲気の中で、活発な話し合いが行われました。 

 参加した医学生からは、「現在の医師の状況や、これからの専門医のことについて聞くことが出来てよかった」「どのように病院を決めたらよいか、とても参考になった」「先輩との意見交換で、自分の務める静岡県の現状と今後の働きが理解できた」との声が上がりました。

 

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 リクルーターとの意見交換会

 

 今後も、県内外のリクルーターの出身大学を訪問して行う意見交換会や、県が発信するメールマガジンへの寄稿など、県と、リクルーターが一体となって活動し、多くの若手医師が本県で、医師としてのキャリアをスタートしていただけるよう取り組んでまいります。