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更新日:2020年3月16日
私が医師を志望した理由は、自分の手で直接人の命を救うことができることの素晴らしさ、そして神秘性に惹かれたからです。また、医師という職業を志すのであれば、医療の行き届いていない過疎地域や僻地で医療の普及に尽力したいと思い、自治医科大学を志望しました。
この受験を振り返って、改めて自身の知識がまだまだ不十分であったことを痛感すると同時に、学問を学ぶことの楽しさにも気づきました。自分の中で一番楽しかったというか驚いた具体的なことでいうと、旧式の自転車のライト(装置を倒してタイヤにあてがうタイプ)は摩擦によって生じた電気によって光っているのではなく、電磁誘導という物理現象によって生じた電気で光っているということです。このような大学受験においての知識を日常生活で使うことは非常に少なく、無くても生活に不自由を感じることはありません。しかし、このような学問は、私たちの生活を支えてくれている技術を理解する上では大変有用で、面白く感じられると思います。興味を持って学んだものというのは、非常に吸収も早く、忘れにくいものです。受験勉強はつらいことも多く、投げ出したくなる時もあります。ただつらいだけの作業は本人がつらいだけでなく、やった内容も記憶に残りづらいです。受験勉強はどうせやるのであれば、楽しく頑張っていく方がいいに決まっているので、前向きに興味を持って勉強に取りくんでいけば、成績も伸びやすく、辛さも軽減されると思います。
勉強方法としては、基礎を徹底させることをお勧めします。基礎が安定していないとその知識を応用させることもできません。英語であれば英単語、文法語法を、数学であれば典型問題の解法を徹底させることです。また、自分ができなかった問題を復習して、完全に理解するまで何回も反復させることも重要です。この基礎の徹底とわからなかった問題への対処の仕方が大学受験の合否に大きく影響してくると思います。
大学受験は人生の中の大きなイベントの一つです。努力すれば確実に受かるなんて言い切ることはできません。しかし、努力しただけ知らなかったことを新たに知ることができるし、精神的にも成長することができます。だから、今受験生の方には学問に興味を持ちながら、目標に向かってこれからも頑張っていってほしいです。
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